ほんタメ!動画が更新される度に備忘録としてUPしていきます。

あかりんが大好きな作家さんに聞きたいこと全部聞きます【千早茜/ひきなみ】

ほんタメ!とは

「ほんタメ」は
“ほん”から色んな“タメ”に繋がる
エンタメチャンネルです。

教育系YouTuberのヨビノリたくみさん
女優・タレントの齋藤明里さん(あかりん)

がMCを務める

本好き同士の対話形式で番組が進む人気番組です。

2021年8月28日公開の動画です。
ほんタメ文学賞2021年上半期・あかりん部門大賞 『ひきなみ』の著者、千早茜さんにインタビューするという企画です。

ぜんよみ

好きな作家さんへのインタビューで嬉しそうなお二人の姿を観れるのが
「ほんタメ文学賞」の魅力の一つかもしれません☺️


【インタビュー】千早茜さん×ほんタメ文学賞2021上半期

ほんタメ文学賞2021年上半期・あかりん部門大賞作品『ひきなみ』の著者、
千早茜(ちはや・あかね)さんにインタビュー!

あかりんが「現代社会で疲れた女性たちにぜひ読んでほしい」と語る一冊。
作品に込めた思いや、背景となる取材エピソードなど、たっぷりお話を聞くことができます。


受賞作品紹介

『ひきなみ』千早茜

あらすじ

私たちずっと一緒だと思っていたのに。
彼女は脱獄犯の男と、島から消えた。

小学校最後の年、瀬戸内の島で過ごすことになった葉(よう)は、
からかいから救ってくれた同い年の少女 真以(まい) と出会う。

やがて二人は強く惹かれ合い、
「ずっと一緒にいる」と信じていた――はずだった。

しかしある日、島に逃げ込んできた脱獄犯の男と共に、
真以は島から姿を消してしまう。

女であることに傷つきながら、女になっていく身体を抱えた少女たち。
大人になった彼女たちが、最後に選んだ道とは。

瀬戸内の島の描写と、
少女時代/大人になってから――の二部構成で描かれる成長と再会の物語
読む人それぞれの“痛み”や“救い”に静かに触れてくる一冊です。

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【著者紹介】千早 茜(ちはや あかね)

1979年、北海道生まれ。立命館大学文学部卒業。
小学校時代の多くをアフリカ・ザンビアで過ごすというユニークな経歴の持ち主。

2008年、『魚神』で第21回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。
翌年には同作で泉鏡花文学賞も受賞し、一躍注目作家に。
2013年には『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞を受賞。

主な著作

  • 小説:『クローゼット』『神様の暇つぶし』『さんかく』『透明な夜の香り』
  • 共作:『犬も食わない』(クリープハイプ・尾崎世界観との共作)
  • 絵本:『鳥籠の小娘』(宇野亞喜良との共作)
  • エッセイ:『わるい食べもの』『しつこく わるい食べもの』 など

人と人との名前のつけがたい関係性や、
社会の中で揺れる感情を、官能的でどこか哀しみを帯びた文体で描く作家として高く評価されています。

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インタビューの見どころ

今回のインタビューでは、あかりんがファン目線も全開で(緊張しつつ…笑)、
千早さんに『ひきなみ』の裏側をたっぷり質問しています。

特に印象的だったトークはこんなポイント👇

  • 瀬戸内の島の描写
    何度も取材に訪れ、実際に「脱走犯騒ぎ」が起きていた時期の記憶も作品に反映されていること。
    風景描写のリアルさは、こうした現地取材から生まれているそうです。
  • 二人の少女・葉と真以の造形について
    葉は比較的フラットな視点で世界を見る人物として、
    真以は「行動でしか気持ちを示せないタイプの女の子」として構想されたこと。
    大人になった二人の姿から逆算して、子ども時代の性格や行動を組み立てていったという制作プロセスも語られました。
  • 子ども時代のリアルさの源泉
    千早さん自身がザンビア、日本と異なる環境で小学校生活を送った経験が、
    独特の距離感やコミュニケーションの描写に生かされているという話も。
  • お気に入りシーンとストリップ劇場のエピソード
    ご本人が特に思い入れがあるのが、ラストシーンと、
    モデルとなった「広島第一劇場」のストリップ劇場のパート。
    すでに閉館してしまった場所を、物語のなかに刻みつけるように書いたという言葉が心に残ります。

あかりんも「現代社会でしんどさを抱えている女性たちに、ぜひ読んでほしい」と語るように、
ただ重いだけではなく、ところどころで読者をふっと支えてくれる言葉が散りばめられた作品です。


まとめ:今を生きる“女たち”への物語

『ひきなみ』は、

  • 女であることに縛られる息苦しさ
  • それでも人を愛し、誰かとつながろうとする切実さ
  • 過去と向き合い、自分の人生を選び直す強さ

を、静かでありながら力強い筆致で描いた物語です。

あかりん部門大賞に選ばれた理由も、
「いまを生きる多くの女性たちが、自分のどこかを重ねてしまう」
そんな普遍性と痛み、そして希望にあるのかもしれません。

千早茜さんの続編や今後の新作にも要注目です。