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あかりんの最近読んだ10冊!

ほんタメ!とは

「ほんタメ」は
“ほん”から色んな“タメ”に繋がる
エンタメチャンネルです。

教育系YouTuberのヨビノリたくみさん
女優・タレントの齋藤明里さん(あかりん)

がMCを務める

本好き同士の対話形式で番組が進む人気番組です。

2021年11月6日公開の動画です

今回のほんタメは、
「あかりんの最近読んだ10冊」 を一気にご紹介する豪華フルコース企画!

ミステリからSF、純文学、児童書、絵本、雑誌まで幅広く、
あかりんが「これは語りたい!」と思った10冊をテンポよく紹介しています。

気になる1冊が見つかったら、ぜひチェックしてみてください📚

ぜんよみ

わたしも子どもはまだいませんが
『あんなに あんなに』絵本にグッときました


紹介書籍一覧&作品紹介

① 『ホワイトバグ 生存不能』安生正

“もし本当に起きたら?”と思わず震える、リアル系パニック小説。
世界のどこかで突如「猛吹雪」が訪れ、その土地にいた人々が、
体の一部がすっぱり失くなった状態で死体となって発見される不可解な事件が発生します。

なぜ「猛吹雪」が来ると人が死ぬのか?
その理由を、日本人男性が追っていくうちに明らかになる“あまりにもリアルな理由”。
読み終わったあと、タイトルの「ホワイトバグ」と雪山の装画の意味が一気につながる、
背筋が寒くなる一冊です。


② 『アルテミスの涙』下村敦史

妊娠するはずのない女性が妊娠していた——。
病院で起きたその“ありえない事件”の真相を追う、
医療ミステリ×命の物語。

主人公は、産婦人科医の女性。
彼女は「ロックドインシンドローム」で全身が動かせない患者と、
まばたきだけのコミュニケーションを積み重ねながら、
“彼女のお腹の子”の真実に迫っていきます。

あらすじだけ聞くとかなり重くて怖そうですが、
読み終わるころには「命の尊厳って何だろう」「正しさとは何か」を
静かに考えさせられる、深い読後感の作品です。


③ 『日本SFの臨界点 中井紀夫 山の上の交響楽』中井紀夫

日本SF史の中でも重要作家・中井紀夫の短編を、
気鋭のSF作家・伴名練さんがセレクト&編纂した短編集。

タイトルにもなっている「山の上の交響楽」では、
山の上で“数千年〜一万年”かけて演奏される交響曲に人生を捧げる
オーケストラ団員たちの姿が描かれます。

現実にはありえないスケールなのに、
「それでも演奏したい」と願う人々の情熱が妙にリアルで、
SFの“ありえなさ”と“人間くささ”が絶妙に同居した一冊。
現代SF作品のオマージュ元になっている短編も多く、
「最近SFが気になっている」という方におすすめの入口本です。


④ 『道化むさぼる揚羽の夢の』金子薫

分野横断の新人賞「野間文芸新人賞受賞」金子薫のディストピア小説。
タイトルのインパクトに惹かれて手に取ったというあかりんが、
「読んでいる間ずっと苦しくて、でも目が離せない」と語る一冊です。

物語は、男が“蛹(さなぎ)のようなカプセル”の中で目を覚ますところから始まります。
出ることもできず、どれくらいそこにいなければならないかもわからない。
やっと外に出られたと思ったら、今度は意味もわからないまま
“鉄製の蝶”を作り続けさせられる仕事に就かされ、
暴力的な上司に支配される日々が始まります。

「自由とは何か」「働くとは何か」「幸せとは何か」。
共感できる話ではないのに、主人公を通して自分の仕事や生き方を
つい見つめ直してしまう、苦さの残るディストピアです。


⑤ 『ロイヤルシアターの幽霊たち』

ジェラルディン・マコックラン 著 / 金原瑞人・吉原菜穂 訳 / 小学館

寂れた海辺の町の劇場「ロイヤルシアター」を舞台にした児童文学。
かつて舞台に立っていた人々の幽霊たちが、
ひっそりと劇場に住み着いているところへ、
劇場をリニューアルしにやって来た一家と少女が現れます。

幽霊たちが見える少女と、劇場に棲む幽霊たち。
2つの世界が交差する中で、
“家族とは何か”“舞台とは何か”が少しずつ浮かび上がっていきます。

児童書でありながら、
ちょっとしたどんでん返しも用意されているのがポイント。
ピクサー作品のような、子どもも大人も楽しめるハートフルなゴーストストーリーです。


⑥ 『死者にこそふさわしいその場所』吉村萬壱

一つの街に暮らす、どこか“歪んだ”人々を描いた連作短編集。
徘徊癖のある妻を介護する夫、
いつもアパートの前で寝転んでいる謎の男が気になってしかたない住人…など、
少しずつズレた日常が静かに積み重なっていきます。

独特なのは、その文体。
三人称でありながら、どこか“神様視点”のような、
読んだことのない感触の語りに、
読者はずっと「居心地の悪さ」と「奇妙な心地よさ」の間を行き来させられます。

「すっきりしたくない」「むしろモゾモゾしたい」
そんな気分のときにこそ読みたい、“不快さ”が快感に変わる一冊です。


⑦ 『すばる 2021年10月号』

特集テーマは 「恋愛小説の可能性」
豪華作家陣が集結し、「恋愛」をめぐるさまざまな物語・エッセイを収録しています。

小川洋子さんの短編では、
コンパニオンとして働く女性が、
とある「奇妙な依頼」に応えることになります。
依頼主の望みは、「一日中家の中にいること」や
「劇場の舞台上で生活しつづけること」など、
“観賞される人間”でい続けるような仕事。

ほかにも、山内マリコさん、パク・ソルメさんなど、
今読みたい作家たちの作品がぎゅっと詰まった一冊。
短編でいろいろな恋愛のかたちに触れたい方におすすめです。


⑧ 『あんなに あんなに』ヨシタケシンスケ

親子の時間と「成長していく子ども」の姿を、
ヨシタケシンスケさんならではの温かくてちょっと切ない視点で描いた絵本。

ページをめくるごとに、
「こんなに小さかったのに、あんなに大きくなって…」という
親の目線の感情がじわじわ込み上げてきます。

文字は少なく、そのぶんイラストが雄弁に語りかけてくるので、
本屋さんで立ち読みしているうちに、
思わず涙ぐんでしまう親御さんも多いはず。

お子さんを持つ方へのプレゼントにもぴったりの一冊です。


⑨ 『美しい日本のくせ字』井原奈津子

“きれいな字”ではなく、“くせのある手書き文字”にフォーカスした一冊。
アイドルから作家、漫画家まで、さまざまな人たちの直筆が収録されており、
「字って、その人そのものだなぁ」と思わせてくれます。

聖子ちゃんの字が意外とこんな感じだったり、
あの有名人の文字が想像と全然違ったり…。
ただ「人の字」を眺めているだけなのに、
延々と見ていられる中毒性があります。

手書きが好きな人、ノートを見るのが好きな人には
たまらないビジュアルブックです。


⑩ 『星に仄めかされて』多和田葉子

多和田葉子による“三部作”のうちの二作目にあたる作品。
主人公は、かつて祖国を失い、自ら「パンスカ」という言語を作り出した女性。

一作目でその女性と出会った言語学者の男性は、
二作目で、パンスカ語を話す別の人物を見つけます。
しかし、その人物は決してパンツカ語を話そうとしない。
なぜ話さないのか、その理由を探る旅と滞在の記録が、本書の中核となります。

言語の不思議さ、国という概念、
そして「自分の言葉で生きる」ということについて考えさせられる一冊です。
三部作の続きが気になって仕方ない、とあかりんも語っていました。


まとめ

ミステリ、SF、ディストピア、純文学、児童書、絵本、雑誌、ビジュアルブックまで、
ジャンルの振れ幅がすごいラインナップですが、
どの作品も 「今のあかりんが本当に面白いと思った10冊」

気になった本があったら、ぜひ動画本編とあわせてチェックしてみてください
あなたの“次に読む一冊”が、この中から見つかるかもしれません。